国際バカロレア教育

関西国際学園神戸校の幼稚園部〜初等部は、国際バカロレア(IB)から認定を受け、初等教育プログラム(PYP)の枠組みを用いて教育プログラムを提供しています。

国際バカロレア(IB)は、教育を通して、より良い平和な世界を築くことを使命に掲げています。
IB教育では、子どもたちが、身の回りから国際規模の世界:自然界の法則、人と人との関わり合い、言語、自分自身や人の成長やアイデンティティや表現の様々などについて、予測不可能な未来にも役に立つスキルをが身につけ、広い視野と深い理解を獲得してきます。また、PYPの枠組みにもとづく学びの体験を通して、10の学習者像(リンク)の特性を育みます。
IB教育について詳しくは、IB機構のウェブサイトをご覧ください。

学習者像

IB教育では、10の学習者像に示される人物像を育むことを目指しています。
これらの学習者像は、学校生活に限らず、普段の生活の様々な場面で、行動や態度に示される特性です。関西国際学園では、学習者像をクラスや授業科目などの中での目標に掲げたり、振り返りやフィードバックの場面で引用したりします。また、探究学習プログラムでは、学びを通して育みたい子どもたちの姿として学習計画にも組み込まれています。

Inquirers
探究する人

Open-minded
心を開く人

Knowledgeable
知識のある人

Caring
思いやりのある人

Thinkers
考える人

Risk-takers
挑戦する人

Communicators
コミュニケーションができる人

Balanced
バランスのとれた人

Principled
信念をもつ人

Reflective
振り返りができる人

初等教育プログラム

探究学習

探究学習は、「探」りながら追「究」するという言葉の通り、身の回りのものや新しい事象、興味のあることについての疑問と、知りたいと思う気持ちや、理解して行動することが大事と思う気持ちを動力源として学びを進めます。子どもたちの興味や疑問をもとに進めますが、カリキュラムとしての学習目標やめあてが設定されています。

IB PYPの探究学習は、6つのテーマのもと構成されています。
3歳〜6歳(幼稚園部)では年間4つのテーマ(「私たちは何者なのか」「私たちはどのように自分を表現するのか」の2テーマは必須)、7歳〜12歳(初等部)では年間6つのテーマを学習します。

  • 私たちは何者なのか
  • 私たちはどのような場所と時代にいるのか
  • 世界はどのような仕組みになっているのか
  • 私たちは自分たちをどう組織しているのか
  • この地球を共有すること
  • 私たちは自分をどのように表現するのか

これらの6つのテーマは、子どもたちが教科の学習内容やスキルを含む様々なトピックについて探ることができるようになっています。探究ユニット(UOI)の学びは、教科に関連する概念やスキルなどを練習したり使ったりしながら、高次の概念のレンズを通して学ぶことと表現することができます。

取り扱う内容は実に様々です。複雑な世界の仕組みや社会の中でのものごとの組織のされ方、自然界の法則や、私たち人間どうしの関わり合い、文化や信条、様々な表現方法や、自分自身と人との違いやアイデンティティなどが含まれますが、この限りではありません。

PYPエキシビション

PYPエキシビションは、国際バカロレアの初等教育プログラムの学びと成長の集大成と発表する場です。PYPの最終学年で行うことが必須となっており、子どもたちが個々に、協働的で教科の枠を超えた探究学習に取り組みます。


関西国際学園のエキシビションでは、6年生の児童がトピックを選び、自ら探究の流れを組み立て、研究したり資料を集めたりした結果を、ICTやさまざまなツールを駆使して披露します。歴史、科学、算数、プログラミング、プレゼンテーション、文化などさまざまな分野を織り交ぜ、自分が情熱をもっていることを伝えたり、社会問題をとりあげて問題提起をしたり、新しいアイディアを紹介するなど、これから社会の一員になっていく自覚を持ちつつ、保護者や教師に自分の考えをぶつけていきます。

また、PYPエキシビションは、子どもたちの学びと成長を祝う場でもあります。ご参加の皆様にとっても、子どもたちの学びを見聞きしていただくとともに、地域や世界の問題について一緒に学んだり考えたりする機会となることを願っています。

<参照>
文部科学省『国際バカロレアとは』<http://www.mext.go.jp/a_menu/kokusai/ib/1307998.html>
国際バカロレア機構 『PYPのつくり方』(2016)
国際バカロレア機構『PYP: From principles into practice』(2019)